第9回 起業開業その7 成功に必要な資金

◇成功に必要な資金はどれくらい

お金があれば成功するし、お金がなければ成功しないと考え
ていませんか。
お金があれば成功するなら、ビジネスの成功者は大金持ちだ
けということになります。
しかし、大金持ちの始めた事業が失敗し、何も持たない学生
が始めた事業が大当たりして成功しているケースもあります。

手持ちの資金が多いとお金に頼った経営になりがちで、資金
が続く間はやり方を変えようとせず、かえって傷を深めてしま
います。
資金の量より、創意工夫の量が不足している事の方が大き
な問題なのです。

もし貴方がいくらでも資金を持っているなら、自分で開業しな
いで、センスの良い事業家を見つけて投資した方が良い。

貴方が資金不足なら、他人から資金調達をするか、自己資
金だけで事業を始めるかを判断しなければなりません。

いくつかの質問に答えて下さい。

・貴方はビジネスセンスの良い方ですか
・始めようとしているビジネスに熟達していますか
・貴方の商材は自分でも買いたくなるほど素晴らしいですか
・ビジネスを短期間で成長させなければならない強い理由が
 ありますか
・事業を始めるのにどうしても用意しなければならない設備
 や建物がありますか

これらのすべてがYESという方だけが資金調達を検討すべ
きで、ひとつでもNOのある方は、自分で用意した資金だけ
でスタートした方が良いでしょう。

ビジネスアイデアが悪ければ、いくらお金をつぎ込んでも成
功を得ることはできません。失敗するたびに反省し、繰り返
し改善・工夫しないと、多くの問題は克服できません。

一方、資金不足は時間をかけてビジネスを育てていけば、い
ずれ克服することができます。スローではありますが…。
小さく始めて、だんだん大きくするという道もあるわけです。

市場に浸透するには時間がかかります。
浸透する前に資金が枯渇しては意味がありません。
だからこそ、開業後に無給で生活していける期間をどのくら
い持てるか、検討しておく必要があるのです。

もし、無給に耐えられる期間内に事業が立ち上がる目処が
立たない方は、無理に独立開業してはいけません。
本格的に開業する前にサイドビジネスとして事前にテストす
ることを考える必要があります。
自分のアイデアがどれくらいのものかを知ってからでも遅く
はありません。

「どのくらいの期間で事業が立ち上がるか」貴方の見立ては
どうだろうか、しっかり検討して下さい。




Posted by 門倉和博 at 2009.10.06



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